私達人類は、数千年の時をかけて我々の母たる地球を傷つけてきました。
物質的な豊かさと自らの利益だけを追い求め、地球や環境と共生することをせず、ひたすらに奪い続けてきました。
その結果、地球の環境は大きく破壊され、人類は自らの生きる場所を失いつつあるのです。
また、『氣』の観点から言えば、地球の命を『氣』のレベルで支えている龍脈と龍穴を我々人類が破壊し続けたせいで、地球も、そしてそこに生きる人類も、十分な『氣』を受けることが難しくなっています。
それでは、地球と人類はこのまま『氣』を失ってゆくしかないのでしょうか。
このまま地球も人類も元氣を失い、環境も破壊されていって静かに滅びの道を歩んでゆくしかないのでしょうか。
確かに私達は環境を破壊し、地球を傷つけてきました。 同時に龍脈を傷つけ、龍穴を潰してきました。
しかし、私達人間はただ破壊することしか出来ないのでしょうか。何も生み出すことが出来す、地球と、環境と共存することも出来ないのでしょうか。
そうではありません。 私達にも地球と共生し、環境と共に生きてきた歴史が確かにあったのですから。
私達はいまこそ、地球と人類が共生していた時代から智慧を学び、この傷ついた大地を癒し、共に歩む道を造っていく必要があります。
そして、風水学はその方法を学ぶことが出来る学問なのです。
風水学は「すべての命を磨き、光り輝かせる」という事を究極的な目的として挙げています。
命が光り輝くということは、その命に多くのエネルギーが入力され、また入力されたエネルギーが存分に出力もされている、という事です。
その状態になった命は、他の命をもその輝きで照らします。そして、輝きを受けた他の命は、その輝きによってエネルギーを入力され、命が磨かれていくのです。
風水学で学ぶことが出来るのは、まさにその3つ……すべての命に対する、エネルギーをより良く入力し、調整し、そして出力するための方法なのです。
エネルギー、特に『氣』を十分に入力し、調整することで、私達はより多く出力をすることが出来るようになります。そうやって命を磨いていけば、傷ついた体や心をも元気にしていくことが出来ます。
そしてその方法は、人間だけを対象としたものではありません。他の命に対しても持ちいることが出来るのです。 そう――傷ついた地球を『氣』という観点から見つめ、癒していく方法もまた、風水学では学ぶことが出来ます。
人も地球も元氣にし、共に支えあい生きていく環境を作り上げていく。
それこそが「すべての命を磨き、光り輝かせていく」ことを目的とする、風水学が目指すものなのです。
|