風水学

国際風水学研究所

地球環境の悪化原因




森と共存した古代文明


私達がいま生きているこの世界を支配している西洋文明の価値観には、根本的に他者や環境と共生するという概念を持たないのです。  ここで、疑問に思われる方がいるかも知れません。  欧米文明には共生するという概念がないというが、事実ドイツなどヨーロッパ諸国では環境改善への取り組みが進み、森も復活し始めているじゃないか。  ヨーロッパの文明が環境との共生を概念に持たないなら、何故そんな事が起こっているのか?  その答えはやはり、過去の文明にあります。  四大文明と呼ばれたメソポタミア、インダス、エジプト、黄河文明、そしてヨーロッパを支配したローマ文明以外にも、文明の曙の時代には世界各地に様々な文明が生まれていました。
 
その中のひとつが、ローマとほぼ同時代、中央ヨーロッパを中心に栄えていた ケルト文明です。  
文字を持たず、口伝によって歴史や伝承を伝えていたことから近代になるまでその詳細は謎に包まれていましたが、このケルト文明は先の四大文明の流れを汲むローマ文明とは一線を画する価値観を持っていました。  ケルトの人々が持っていた価値観。それは自らを取り巻く環境――ケルトの場合は森と共存するというものだったのです。  周囲からただ奪うだけでなく、自分達を生かしてくれている世界に敬意を払い、それを大切にし、共に生きていこうとする価値観を持っていたのがケルトでした。  
歴史上、ケルトはローマとの争いによって駆逐され、ヨーロッパ大陸から姿を消してしまいましたが、その価値観は市井の人々の間で細々と受け継がれてきました。  それが、今までの欧米文明による発展が行き詰まりを見せた時代に省みられ、環境破壊に苦しんでいたヨーロッパを救う概念を提供したのです。  

なお、自然との共存、共生という考え方を大元に持つ文明は、ヨーロッパにおけるケルト以外にも世界各地に存在していました。その中には古代日本の縄文文明も含まれていますし、古代中国にも同様の概念を持つ文化の潮流は存在していました。  古代中国における、環境を消費していく文明の対極に存在した、環境と共生していく思想と方法論――それこそが、「風水」だったのです。

今でこそ、風水は占いや運気を上げるための呪いのようなものとして認識されていますが、本来の風水は環境と共生し、またその環境の中で自らも命を磨くことで向上していくという、研鑽と共生を目指すものだったのです。  そのため、風水という学問は机上での思索だけでは終わりません。命を光り輝かせるという大目的は他の命を徒に犠牲にしていては達成出来ませんから、地球という環境やそこに生きる他の命と共生する手段を探り、それを実践して行かなくてはなりません。その上で、周囲からより良いエネルギーを多く入力し、それを出力していくことで命を磨き、光り輝かせていかなければならないのです。自らが経験し、実戦していく学問。それこそが風水学なのです。


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