・エネルギーの入力その3「食」
3番目に挙げられるのが、私達の多くが生きる為に不可欠だと考えている(実際に不可欠ではあるのですが)もの、食事です。
現代の日本人は1日に2〜3回ほど食事をし、エネルギーを体内に取り入れています。いわゆる断食をしてみたことのある方や、ダイエットの経験のある方ならば判ると思いますが、食べたいものを満足ゆくまで食べられない、あるいは食事自体が出来ないということは非常に苦しいものです。
では、食を完全に絶った場合、人間はどれほど生きていることが出来るのでしょうか。
1週間? 2週間? いえいえ、そんなものではありません。 個人差もありますが、食だけが入力出来ない……つまり「風」と「水」が十分に摂れる状態ならば、30〜40日は生きていることが出来ます。飢えは非常に苦しいものだと言っても、風や水――呼吸と水分を絶たれることに比べれば、遙かに長い間、人間は耐えることが出来るのです。
私達が普段もっとも意識しているであろう「食」によるエネルギーの入力は、実は風や水によるエネルギーの入力と比べると非常に「弱い」ものであると言えるでしょう。
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